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このサイトでは、「矛盾を考え疑問を解消し、ストレスフリーに生きる」事を目的に、運営者が見聞きして得た情報や体験から考察した結果を素直な感想を混ぜた読み物として皆さまに共有しています。あと推し活とかご縁があったコンテンツのPRとかしてる。ぜひ存在を知ってほしいし、機会があれば触れてみてあげてほしい。

矛盾に関してはなるべく中立な立場での執筆を心がけていますが、最終的な結論は運営者の倫理観に依っています。このサイトの情報からご自身で何かを判断・決断される際は、あくまで1人の人間の一意見と捉えるのが健全と思われます。

……かんたんに言うと、僕が見聞きして感じた「なぜ?どうして?」に対して、ただひたすら感想を言っているだけです。

( ˘ω˘ ){僕の考えだけに依存しないでね!
ぼくの ことば が わかりづらいな と おもったら、した の もじ を すこしかえて、chatGPT きいてみると わかりやすく してくれるかも。

「”ここに わかりづらかった もじ を いれる上記の文章を校正してください。表現は7歳の子供にもわかるように修正してください」

嗚呼、奥深きコーヒーの世界……

仕事で作っているハンドピック済みの高級ドリップバッグ、たまに端数のグラムになってしまい本社に送れないヤツを貰うのだが、珈琲きゃろっとさんの淹れ方やブログに書かれていた「最初の抽出で美味しい成分は全部出切ってしまう」の話がふと頭に過り、興味本位で2回淹れてみる事にした。

結果、全然別物の味がした。

1杯目はカカオ感や甘み、フルーティーな甘酸っぱさなど豆本来のポテンシャルである色んなフレーバーを感じるのだが、2杯目は香ばしさと僅かな雑味が殆どで、市販のコモディティのコーヒーを薄く淹れましたみたいな味がした。状態の良い豆のみで作っているので普通に美味しい部類ではあるが、世間一般的なイメージのコーヒーの味に近い。

豆のグレードは「どこ産でどの農園のものか(もっとこだわるなら生産者さんのお名前)が分かるか」「標高の高い地域の豆か(虫の着きにくさや生産量の少なさなどの希少性)」「どういう種の取り出し方をしているか(厳格にその製法の豆だけでまとめているか)」「適正管理されているか(鮮度・管理法)」「地域毎の売り出しポイントにどれだけ合致しているか(国や地域毎に色々あるっぽい)」など、色々細かい所を見て決めるらしいが、焙煎の仕方や淹れ方などの情報も調べた上で総括すると「如何に安定して同じ美味しさの味が出せる仕様になっているか」というのが1番大事な事らしいので、管理や選別にかかる手間暇がそのまま「良い豆」の基準になるようである。

なので極論を言ってしまえば、良い豆とは「淹れる時にあまり手のかからない素直な子」という事なのかなと思ったし、どっぷり研究しないうちからあまり貧乏性を発動していると真髄の世界は楽しめなさそうだなとも思った。スペシャルティ・プレミアム・コモディティ・ローグレード、全部それぞれに目的が違うと思うので格上格下などとマウントの取り合いみたいな事をする気はないけれど、心血注いで厳格に品質管理をやっている人たちにご迷惑をおかけしないように、この4つの線引きは自分の中でもしっかり持っておきたい……。

育った土地によって淹れた時の香りや味わいにもかなり差があるので、それぞれの土地の味を楽しむという意味では、ブレンドより単体の産地で楽しむ方が趣があるかなと個人的には思った。特に僕のように、体の関係で海外旅行が難しそうな人間にとっては、土地の風味を日本の安全基準で味わえるコーヒーは「世界旅行を気軽に体感させてもらえる魔法」のように思う。ビジネスの世界では予算の関係で中々難しい部分もあるのだろうけれど、「この味とこの味が合体したらもっと好きなのにな」と思った時に、丁度絵の具の配合のように色んな比率を試して理想の味を追求するみたいなのが、個人で豆をブレンドする時の良さ……なのかもしれない。

素材が良ければそれで良いわけではない

コーヒーとは別件ではあるけれど、かなり前に希少なイチゴを使ったイチゴ大福を食べる機会があったのだが、イチゴの美味しさに餡と求肥の味が負けていて「イチゴ単体で食べてェ〜〜〜」となった事がある。その経験も加味すると、本当に素材の良い物は結局、シンプルにそれ単体で味わうのが1番なのではないかなと思った。

弾かれたもの達で徒党を組んで弾かれなかったものに並ぶ(“勝つ”ではなく”並ぶ”)のが、世界平和のカギなのかもな〜と思った。皆が皆同じものを目指していては苦しいだけだし、何よりも、そんな世界は味気がなくてつまらない。そういう「1番を目指す」みたいなのはスポーツのように皆で話し合い”ルールを決めて局所的に楽しむもの”であって、縛りプレイは縛りプレイをしたい(もしくは縛りプレイである事を分かりやすく周知している)者同士で公平な合意の下に楽しむのが良いのだと思う。

適材適所、モノは使い用、それぞれの場所で咲く……言い方は色々あるけれど、それは真理だなぁ。1番にこだわるって、難しいけどシンプルだなぁ。

珈琲きゃろっと
(2025年5月25日取得)/ coffeecarrot.jp より

ここのブログがすごく面白い。あと運営スタンスが好き。運営者の内倉さんの手紙やインタビューが、完全にオタクの研究結果語りや思いやりの大切さ語りで、読んでて気持ちがアツくなる。

7月6日追記事項

先日、服飾関係の仕事をしている友人にレッスン料を払って「お気に入りの、もう同じブランドからは手に入らない服」を複製(といいつつちょっと改良も)する為に服作り遊びを行ったのだが、その時にも会社で貰った端数のドリップを持って行った。

最初の抽出で良い成分は全部出きってしまうので1杯淹れたものを半分こしたのだが、その際に友人はカフェインが苦手であまり濃いものは普段飲まないという事を知ったので、友人の提案で出がらしで2杯目も淹れてみた。友人曰く「普段のコーヒーは出がらし普通にまずいんだけど、これは全然美味しい」との事だった。

一緒に仕事をしているグルメな人は自社のコーヒーを苦くてまずいと言っていた(その人はエチオピアの浅煎り強火派なのでそれ以外を美味しいと思いづらい特性っぽい)のだが、僕も出がらしのコーヒー、1杯目のような楽しみ方はできないが普通に美味しいと思うので、やはり「人には人それぞれの体に合わせた感じ方」があると思ったし、こうやって感覚の違う者同士がそれぞれの提案を試して落としどころを見つけていくのは大切な事だと思った。

次にコーヒーを持っていく機会があったら、今度は僕が1杯目をメインで飲み、友人には2杯目の抽出でカフェインが少ないコーヒーにしようと提案してみようと思う。もしくはデカフェの美味しい豆の目星がついていて今度試すつもりであるので、それを持っていくのでも良いかもしれない。

こういう「相手の心身に気遣った歩み寄り」が、「好きを分かち合う」の本質ではないかと思う。なので僕は友人のバイオハザード好きにも慎重な暴露療法で耐性を付けていこうと思っている。友人はサポートが上手い人なので、僕が画面酔いや蕁麻疹でダメになった時には代わりにゲームを進めてくれるし、休憩も挟んでくれるから安心してプレイできる。そして友人の的確なサポートのおかげで、バイオの魅力も分かってきたので、多分普通に楽しめるようになる。だって既に、友人とのバイオハザードプレイは超絶楽しいのだから。

ここまで読んでくれて、アリガトな!

食べ物と同じように、摂取したコンテンツが同一でも、その人が受け取る感情は千差万別。
「あ〜、なんか共感できるな〜」「暇つぶしには丁度良かった」「面白かった!」「心に刺さった……」など思っていただけてたら幸いです。
色んな人に存在を知ってもらうという事が大切なので、もしよかったら「#じぇらーたるーぽ」「#gelatalupo」タグを付けて各種SNSなんかに共有したりして感想言ったり拡散してもらえると……嬉しいしありがたいなぁ……(((◜ω◝)))

「おもしれーゼラチン……飼ってやっても良いぜ……」という方はプロフィールから辿ってマンガを読んでいただくなりFANBOXかなにかでちょこっとご支援してもらえたら生きていられてかなりたすかる。うれしい。心からの感謝と「あなたも幸せにな〜れ!」の気持ちを飛ばしながらミリしらランバダを踊ります。

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