- 記事作成日:2024/03/31
- 最終更新日:2024/11/24
このサイトでは、「矛盾を考え疑問を解消し、ストレスフリーに生きる」事を目的に、
矛盾に関してはなるべく中立な立場での執筆を心がけていますが、
……かんたんに言うと、僕が見聞きして感じた「なぜ?どうして?
( ˘ω˘ ){僕の考えだけに依存しないでね!
ぼくの ことば が わかりづらいな と おもったら、した の もじ を すこしかえて、chatGPTに きいてみると わかりやすく して
「”ここに わかりづらかった もじ を いれる“
目次だよ!
僕の最も推しているロックバンド「KANA-BOON」の楽しみ方を、3つのパターンに分けてご紹介していこうと思います。
上記の目次からご興味のある項目に飛んでいただければ嬉しいです。
メンバーの基本情報(2024年現在)
Vo&Gt.谷口 鮪(たにぐち まぐろ)
1990年5月3日生まれ。
音楽に生かされ音楽と共に生きる生粋の作曲ジャンキー。
2006年に高校の軽音楽部でKANA-BOONを結成、2013年にメジャーデビューを果たす。
映画とマンガを好んでいて、特に好きなのはマーベル作品のヒーロー達。
掃除は大の苦手だそうだが、パワーが溜まった時には周りを頼りながらも逃げすに課題に立ち向かう意志の持ち主。やや注意欠如だが約束は可能な限り守ろうとする性格のようで、己の不注意により肋骨が折れてもファンのために全力でライブをする。また、誇張でもなんでもなくマジで漫画の主人公のような人生を歩んでいて、幼少期から現在に至るまでの半生がめちゃめちゃエグいのに全然グレずに再起しまくるフェニックス。幸せであれ。
Ba.遠藤 昌巳(えんどう まさみ)
1990年9月6日生まれ。
谷口 鮪とは高校2年生の時からの友人で、お互い当時のメインバンドとは別にお遊びのバンドを組んでみたり、一時は生活を共にしていた事もある程仲が良い。
生バンドカラオケのバックバンドをしていた経験もあるらしく、即興演奏で培われた確かな演奏技術と音楽理論を引っさげ2022年4月1日に正式メンバーとして加入。2024年7月号のMUSICAによると、作曲の才能も花開いた模様。つよい。
カスタム作業が大好きな凝り性のようで、多趣味な上に趣味の成果物のクオリティがやたらと高い。コーヒーを豆から淹れるのが今一番アツい趣味の模様。また、細身だが健啖家なのか、メンバーとのわんこそば大会で優勝したり、余った差し入れを大量にリュックに詰め込む姿が度々目撃されている。突然呼び出されても不満を言わず谷口 鮪の掃除や衣替えを手伝ったりしてしまう超絶怒涛な優しさの持ち主。幸せであれ。
KANA-BOONの楽しみ方1―他者を愛し己を鼓舞する楽曲でバフられろ!!―
バンドを追っかけていない人間にも楽しめる一番フランクな楽しみ方。
それはやはり楽曲そのものを楽しむ事だと思う。
実際僕も、今までは作った人間の事を追いかけるような事はなくとも、お気に入りアーティストだからアルバムを集めるというような事は子供のころからやっていた。
その楽しみ方にも「曲の演奏力や構成の美しさを楽しむ」「メロディなどの感覚的なものを楽しむ」「感情移入を楽しむ」等様々な方法があるが、個人的なKANA-BOONの一番オススメな楽しみ方は「感情移入を楽しむ」である。
KANA-BOONの楽曲はとても素直だ。タイアップ曲なら作品を鑑賞ししっかりと向き合い、更に自分たちと境遇がリンクしているならその状況も絡めて曲を練りこみ、タイアップでない作品もその時その時の感情を丁寧に昇華してエモーショナルに表現する。
生の感情が込められているからこそ、自分に刺さる曲に出会った時の衝撃が凄いのだと思う。
特にタイアップ外の曲は谷口 鮪の「痛みを知り他者を愛し自他を鼓舞する」人格が滲み出ているので、「痛みや苦しみを味わっている者」「己の弱さや現実の無慈悲さにくじけそうな者」「内面の醜さとの葛藤を抱える者」の傷を癒して前に進む力をくれると感じている。
そしてなにより、KANA-BOONの、谷口 鮪の産み出す歌には希望があるし楽しい曲も多いので、泣きそうでべこべこになってもKANA-BOONを聴きながら駆け抜ければいつの間にか笑えるようになるし、そうやって得た元気を他の人に分けてあげたいと思える優しい心も手に入れることができる。
少なくとも僕はそう思っているし、そうやって救われた内の一人である。
KANA-BOONの楽しみ方2―谷口 鮪の半生を追って情緒を殴られろ!!―
KANA-BOONの曲はなぜこんなにもアツい楽曲ばかりなのか。
それは谷口 鮪という人間の数奇な人生を追っていくことで分かると言っても過言ではないと思う。
時系列で追っていくのも良いが、CD特典のライブ映像などは中古でないと手に入らない物もあり、更には結成から10年以上続いているバンドのためネット記事も多い。時系列で追っていくのは至難の業……
バンド自体の細かな歴史はWikipediaを追っていくとなんとなく知ることができるが、谷口 鮪 個人については特に半生を追うためのロードマップのようなものが見当たらなかったため、ここでは僕が実際に追っていった順番で各種インタビュー記事やMUSICA、関連記事へのリンクも貼っていこうと思う。
なお、可能であれば前提として「僕がなぜKANA-BOONを追い始めたのか」を書いた以下のポストも読んでおいてもらいたい。
僕はHoney&Darlingが沼の入口だったので、KANA-BOONを語る上で津野米咲の事はどうしてもセットで紹介する流れになってしまうが、フィクションではないリアルに存在する人間達が必死で生きた軌跡のため、一連の事象をエンタメとして軽々しく消費してほしくはない。
アーティストのパーソナルを追うという行為はここの矛盾に苦悩する事と同義でもあると思うが、産み出した者たちの歴史を知ることによって作品の真の価値というものは輝くとも思うし、なによりも、信念のあるアーティストは美しい。
願わくば彼ら彼女らの紡いだ想い出と、人としての尊さを念頭に置いて各リンクを追っていってほしいと思う。
Honey&Darling、wasabi関連リンク
- Honey&Darlingインタビュー
- Re:Prayインタビュー
- フカ インタビュー
(これはファンクラブ入会後に読んでエモに磨きがかかった……)
- wasabiインタビュー
- sweet seep sleep
赤い公園のイチ押し楽曲と津野米咲さんへの周囲の人の愛
- 絶対的な関係
(僕はこれと↓の曲「きっかけ」で一耳惚れした。本当に生前にお会いしてファンレターの一つも贈りたかった)
- きっかけ
(春と冬のどちらに出すかで意味が変わると言って、春にリリースしたそうです。エモすぎる)
- 透明
- ランドリー
- 今更
- 交信
- いちご
- ドライフラワー
- 木
- 108
- 風が知ってる
- ショートホープ
(米咲さんはショートホープというタバコを愛煙していたそうです。ここからの流れでHoney&Darling特設サイトにあった「あなたが短い希望を愛するなら、僕は長い希望を愛そう」みたいなエッセイに情緒を殴り散らされた……)
- 14
- 喧嘩
- KOIKI
- 黄色い花
- デイドリーム
- 闇夜に提灯
- 放蕩
- journey
- カメレオン
- AUN
- 最後の花
- 勇敢なこども
- Mutant
- Unite
- ソナチネ
- chiffon girl
- yumeutsutsu
- √-1
(日食なつこさんの津野さんへの献曲)
- Universe
(Official髭男dismの献曲と推測されている曲)
- 蒼の鳴る夜の隙間で
(SCANDALの献曲)
もしここまでで津野さんのパーソナルな部分に興味を持ってくださった方なら、内容はとても重いけど以下の記事も読んでみてほしい。
- 津野さんについて
レッパーさんという、ライター業をされているっぽい方の記事
- 津野さんが亡くなってシリーズ
(終盤の記事はレッパーさんの病み具合がかなり加速しているので閲覧注意……僕もこれを読んで相当精神に異常をきたしたので、繊細な人や怒りっぽい人みたいに、人の言葉に簡単に感情を翻弄されてしまう人は殊更注意して読んだ方がいいかも。忘れられてほしくないから津野さんの事は知って欲しいけど、同時に当事者たちやレッパーさんの想いも大切にしてほしい……)
その後履修したKANA-BOONインタビューなど
- 「NAMiDA」発表時インタビュー1
- 「NAMiDA」発表時インタビュー2
- 「NAMiDA」発表時インタビュー3
- 「NAMiDA」発表時インタビュー4
- 「TIME」発表時のMUSICA:2015年2月号
(ちなみにHoney&Darling特設サイトの「ひかり」のエッセイはこの頃の体験を割とリアルに描かれていたみたいで、エッセイを読んでて感じた「害意を持って与えられた疎外感、離れられないのに歓迎されていない居心地の悪さ」はぼくも人生初めての職場で似た経験をした事があるので、あの背筋が凍るような心の寒さが蘇って「ヒェ……」となった……(((◜ω◝))))
- 「恋愛至上主義」発表時のMUSICA:2023年7月号
- その他、OKMusickインタビュー一覧(2013〜2018)
(ネリネのインタビューの「どんなに複雑で難しい問題を抱えても、どんなに険しく辛い状況にいようとも、単純な心ひとつあればなんとかやっていけると思っています。」がエモすぎる……)
- 家入レオさんへの提供曲の記事
(Twitterにて「俺の願いも込めた」みたいな事を言っていた……エモ……)
- メンバー二人脱退後のスタッフブログ「2024.01.29:それでも」
(マネージャーの宮田さんの言葉が本当に心に刺さる。KANA-BOONは最早単なるバンド名ではなく、谷口 鮪の掴んだ希望から始まった「KANA-BOONという一つの群像史」なのだと思う。)
- 復活ライブ「SUPER PHOENIX」のライブレポート
非の打ち所の無い復活だったと思う。個人的には、メンバー脱退という選択はプラトニックラブを謳っていたコンセプトアルバム「恋愛至上主義」に対してのケジメの意味もあったのではないかと思っている。
- 復活ライブ「SUPER PHOENIX」後のMUSICA:2024年7月号
スタッフ全員のKANA-BOONとファンに対する愛とか、マーシーの優しさと覚悟とか、鮪さんの強さとか、色んな感情が良い意味で刺激される胸熱インタビューだった……
- KANA-BOON 『ラブアンドマスターピース』Music Video
観て……最高だから……そして歌詞も良いから……特に「結局は愛や積極的調和」のくだり……
- KANA-BOON 『ほららら』Music Video
めちゃめちゃMOTHER2感あって刺さり散らしちゃった……「君は悪くない」が特に……。生きづらい人たちに是非観て欲しい~~!
- KANA-BOON 『ばけもの』Music Video
ほららら とMVが続いている。深い。泣くぞ。最高だぞ。
- MUSICA:2024年12月号
新曲3曲についてのインタビュー。これを読みながら上記3曲を聴くと一層心に染みるんだ……マジ読んで……
KANA-BOONの楽しみ方3―ライブで楽しくブチ上がれ!!―
波乱万丈な人生を経て辿り着いたプラトニックラブ啓発の道。
それを120%の熱量で楽しめるのがKANA-BOONの、谷口 鮪のライブである。
「自分が出会う人、自分の音楽が届く範囲の人には健やかに生きていて欲しい」「生きるとは可能性そのもの」などのX(Twitter)で語られていた想いを持ちながら放たれる音楽、言葉。
そしてそんな彼に呼応するかのようにファンたちが作り出す暖かい空間。盛り上がり。
前の方でMCと掛け合いをするファンたちの技巧の高さは、アニメ映画の熱狂的な応援上映を観ている時と同じ楽しさがある。
動きも手拍子やハンズアップなど簡単なものばかりなので、周りを見て雰囲気で真似ればある程度ノれるし、上手くできなかったり違うフリをしてしまったり揃っていなくても場の空気が悪くなる事もない。過去には過激なモッシュ(観客が密集した状態で無秩序に体を他の観客とぶつけあうこと:wblio辞書より引用)もあったようだが、現在は鮪さんの「楽しみ方は人それぞれだと思うけど、ケガには気を付けてね」という意向により基本的には発生しないので「ロックバンドのライブはケガしそうで怖いなぁ……」という方も参加しやすいのではないかと思う。
具体的な話があった方がイメージもしやすいと思うので、参考までに、僕が関われたライブでの個人的ハイライトを挙げようと思う。
KANA-BOON 10th Anniversary KICK OFF LIVE 「Sunny side up-Moon side up」
大阪では「さくらのうた→サクラノウタ」日比谷野音では「桜の詩→サクラノウタ」という桜コンボセットリストを披露。
僕が参加できたのは日比谷野音のライブだが、桜コンボの際にはMCで「どの桜の歌だと思いますか〜?」とオーディエンスに前振りをし、「漢字!」「ひらがな!」「カタカナ!」といった声が飛び交う中、最後に声が落ち着いたところで「ローマ字!」とかますお客さんが。
「ローマ字はまだ出来てないぞ俺はぁwww作れって事かァww?」の返しで会場に暖かな笑い。最高か???
因みに日比谷の桜コンボ歌唱時には雨が降っていたが、桜色の照明に照らされた雨粒が輝いて、まるで夜の桜吹雪が舞っているようだった。通算18枚目のシングル「ソングオブザデッド」初回特典のライブ映像ではカメラに水滴がついていて、より一層桜吹雪感があって購入者必見のエモさ……。
対バンツアー「KANA-BOON Jack in tour 2023」
直前のアクシデントにより急遽ワンマンに切り替わったにも関わらず、対バン予定だった「ASIAN KUNG-FU GENERATION」のファンっぽい人たちも最初から最後まで盛り上がっててメチャあったかい空気だったのも最高だったし、最前線の端っこに居た女の子に最後鮪さんがピックを渡していて、女の子は感極まって号泣、隣の友達は「よかったね、よかったね~~~」と言わんばかりに満面の笑みでその子の背中をさすっていた。
なんというカワイイ光景……。自由に動けるメンバーは演奏中タイミングをみて前に出てくれたりしてたのでどこからでも見る機会はあったと思うけど、あの位置だとドラムは終始見えなかっただろうなと思うので、鮪さんはおそらくそこのお楽しみバランスを取ったものと思われる……。
考えすぎだろうか……いやでもそうだったらエモエモのエモなのでそういう事にしておいちゃう……エモ……。
KANA-BOON 47都道府県TOUR " 47 SKIP STREET "
残念ながらこちらもアクシデントにより完走はできなかったので僕の当選したファイナルライブには行けなかったが、47SSではファンクラブ連動企画があり、ライブ当日にご当地の特産品などをデザインにあしらったスタンプがWEBの専用ページでゲットできるようになるWEB上での疑似スタンプラリーも開催していた。
このスタンプラリーの意図は「現地に来れないファンも何かしらの楽しみをもって一緒に盛り上がれるように」という配慮だと思われる。自分のご機嫌を自分で取るためのツールを与えてくれる、可能な限り誰も取りこぼさないそのスタンス。最高。
「離れていても君は独りじゃないよ」と傍で優しく微笑みかけてくれているようである。
よかったら各種MVも……観てね!!
以上が僕なりに感じている、KANA-BOONの楽しみ方である。
因みになのだが、「KANA-BOON MOVIE 02」という、そこまでに出していたMVを集めた映像作品集も、手に入れられるようなら是非観てみて欲しいと思う。YouTubeでも「生きてゆく」の完全版以外は観れたはずなので、興味があればそちらでも……。
立て続けにMVを観ていると、「盛者必衰の理、お断り」の蚊がホクロっぽく見えたり、細かいところで各人物の色々な要素がリンクしていたりして、一見シリーズっぽくないMVも引きで観てみると大きなストーリーの一部に見えるというか、TIME発表時のMUSICAのインタビューを読んだ際にも感じたが、鮪さんが自分の意思でファンやメディアに向けて出しているパーソナルな情報を知れば知る程、映像を見返した時に新しい発見がある作りになっている。
作品である以上、当然フィクション要素も沢山入ってはいるのだろうけれど、それらの断片から受け取れる熱や想いを丁寧に繋ぎ合わせていくと、「谷口 鮪」という一人の人間の本質と成長が分かるというか……概念的なものなので口で言い表すのはちょっと難しいが、本当に存在からまるごと芸術性の高い人なんだなぁと感じる。あとやっぱり優しい。どこまでも優しい。ぬるま湯でふやかしてダメにしちゃうような優しさではなく、自分自身の心を救おうと踠き苦しみながらも、相対した相手さえ前へ進めるように……といった願いのようなものが込められている。
まるで小さなパズルのピースをたくさん集めて、こうかな?それともこうかな?と少しずつ組み上げていくと、一つの巨大な絵が見えてくるような、それでもって、その絵には暗い部分も明るい部分もあって、そのどれもが鮮明に色鮮やかで、中には途中で投げ出してしまいたくなるようなグロテスクさの部分もあるけれど、そこの苦しみを抜けて全貌が見えてきた時にはあまりの純粋さや愛らしさ、美しさに圧倒されるというか。
背負ってきたものの大きさや世代間の負の連鎖によって受けた深い傷に対して、無自覚ながらも彼なりに必死に向き合っていって、音楽以外にはヒントも何もない状態だったのに、それでも腐らずひたむきに抗ってきた感じというか……作り物ではなく「生の人間のリアルな人生」なので陳腐な言葉では収めたくないが、己の生き様を芸術として昇華する事によって自分より前の世代たちに課された代償すら代わりに払い、負の連鎖を断ち切って光の中を生きている感じがもう……マジでここからは一片の曇りなく幸せな人生を歩んでほしい……。頼んだぞマーシー……。
ここまで読んでくれて、アリガトな!
食べ物と同じように、摂取したコンテンツが同一でも、その人が受け取る感情は千差万別。
「あ〜、なんか共感できるな〜」「暇つぶしには丁度良かった」「面白かった!」「心に刺さった……」など思っていただけてたら幸いです。
色んな人に存在を知ってもらうという事が大切なので、もしよかったら「#じぇらーたるーぽ」「#gelatalupo」タグを付けて各種SNSなんかに共有したりして感想言ったり拡散してもらえると……嬉しいしありがたいなぁ……(((◜ω◝)))
「おもしれーゼラチン……飼ってやっても良いぜ……」という方はプロフィールから辿ってマンガを読んでいただくなりFANBOXかなにかでちょこっとご支援してもらえたら生きていられてかなりたすかる。うれしい。心からの感謝と「あなたも幸せにな〜れ!」の気持ちを飛ばしながらミリしらランバダを踊ります。