- 記事作成日:2024/04/12
- 最終更新日:2024/04/12
このサイトでは、「矛盾を考え疑問を解消し、ストレスフリーに生きる」事を目的に、
矛盾に関してはなるべく中立な立場での執筆を心がけていますが、
……かんたんに言うと、僕が見聞きして感じた「なぜ?どうして?
( ˘ω˘ ){僕の考えだけに依存しないでね!
ぼくの ことば が わかりづらいな と おもったら、した の もじ を すこしかえて、chatGPTに きいてみると わかりやすく して
「”ここに わかりづらかった もじ を いれる“
目次だよ!
友達が「サ終しちゃうんだけど最後にメインストーリーが無料解放するからそれだけでも読んでください……」と言うのでアプリを入れたらめちゃめちゃ情緒を殴られた。
マジで……なんでサ終したんだ……??てなる……叶わぬ夢だが、追加課金コンテンツみたいな形でアプリ内のシナリオを解放できるなら余裕がある時にキャラ個別シナリオも買い占めたいくらいには良作だった……魅力を語らずにはいられなかったから皆このオタクの荒ぶりポストを読んで楽しんでくれ……あわよくば界隈に興味を持ってくれ……
キャラクターの生活歴の整理が上手い
メインシナリオやイベントシナリオ中にも多少チラつかせてはくるが、キャラの生活歴の深掘りは基本的に個別のキャラシナリオで展開していく。
積読などでまだ読めていないお話も読めるようにサ終後にオフライン版を配布するという神対応をしてくれる運営なのだが、サ終までの間にカードの育成が必須で残念ながら最後の1ヶ月から参入した僕では好感度が足りず全てのお話を読む事は叶わなかった(読めたキャラでも好感度30までだった)。
しかし、読めた範囲だけでもどのキャラにも濃厚なドラマがあり、中には中々えげつない生活歴のキャラもいる模様。現実世界でのトラウマ持ちにはシンドい話もあるけれど、個別シナリオは話が進むと対象キャラがヒロインと殆ど恋仲のような親密さになっていくようなので、おそらく最終的には全員ハッピーエンドである。超読みたい。どこに金を落とせば新規参入オタクでも読めるのか。
サウンドのクオリティがやたらと高い
スターライトオーケストラ(通称:スタオケ)という学生オーケストラが世界一を目指す話なので、作中では様々なクラシック音楽の一節が解説付きで流れる。作曲者が込めたであろう想いや楽曲に付随する物語の概要などが知れて楽しいし、音自体もBGMとして抑えめな表現ながらも手を抜かない生っぽさがあり、元吹奏楽部員としては似たような畑にいた分懐かしさも感じる。
古典クラシックだけではなくジャズにも少し触れているし、マックザナイフはヤンキーコンビの胸アツ話も手伝って度々自分のトランペット基礎練の際に遊び吹くようになった。オタクくんすぐそういう事するゥ!
また、作中にプロの天才コンポーザーとして仕事をしているキャラが居るのだが、そのキャラが作った態のオモシロ曲や爆イケ曲などもある。というかアプリ固有のオリジナルBGMはすべてそのコンポーザーキャラが手掛けていそうな勢いの良作ばかりである。
サントラが欲しいのだけれど、iTunesストアで検索してもヒットするのは作中には登場しない「キャラソンのボーカルコレクション」のみで、どうやらゲーム内音楽は売っていない様子。なぜ。なにゆえ。買わせてくれさい。ブルーオーシャンがここにありますよ(?)
一つのシナリオの長さが丁度良い
悲しいかな、僕は大抵の文学は短編小説までしか読めない体力の持ち主である。お話の濃さはキャラクター達の魅力が最大限に発揮される中編小説や長編小説が好みなのだけれど、短編集が1番肉体に合っている。
短編小説の良いところは1話に費やす時間が10〜30分程度で、短編集でも2時間程度の時間が確保できればサクッと一冊読めてしまうそのスナック菓子のようなお手軽さが魅力なのだが、短いが故に濃厚なドラマを表現するのが難しく、没入してもあの中編以上の小説を読んでいる時独特の酩酊感は中々得られない。
だがスタオケのイベントシナリオは、短編のコストパフォーマンスの良さを保ちながら、内容が中編・長編小説のような濃厚さなのである。メインシナリオや個別のキャラクターの話を事前に読んでいると、それぞれの登場キャラクターの生活歴がフワッと察せられるので感情移入がとても捗る。そして1イベント全10話ほどで構成されるシナリオは、サクッと読めば1時間、没入して読んでも体感2時間程度なので、丸一日時間を差し出さなくても一日がんばったご褒美として食べるスイーツのような感覚で楽しめる。メインシナリオも、1章ごとでしっかりお話が完結しているので「ここだけ読み返したい」が容易だ。ありがたすぎる。
まだすべてを読破しているわけではないが、今の所負荷なく読めているので今後の読み進めも楽しみだ。
現状を把握して取捨選択をする訓練になった
これはゲームプレイの方のお話だが、一部のお話を読むにはストーリーキーというアイテムが必須だったので、あくまでストレスを感じない範囲でを心がけつつ、残された時間で如何に石を回収して多くのお話を解放するか……というタイムアタックをしていた。
友人から勧められたのはメインストーリーだけだったのだが、読み味が好きなので他の話も読めるだけ読もうと決めた際にストーリーキーを108個(煩悩)追加購入して、「多すぎたか……?もしかして石を無駄遣いしたのでは……」と我に返り、一瞬己の軽率さに血の気が引いたが、最終的にはあと少し買えばOKくらいの丁度いい塩梅であった。煩悩のチカラ スゴイ。
僕は情報が多いと混乱してうまく取り回しができなくなるトロールみたいなタイプの人間なので「とりあえず目についた情報だけを齧りレベルを上げて物理で殴る」みたいな事をやりがちなのだが、最大効率で回すにはちゃんと各ステージに対してのデッキの組み合わせやカードスキルの育成バランスなども考えていく必要がありそうな感じだったし、ソシャゲではない過去作でも、決められた期間の中でどのステータスをどのくらい伸ばしていくかや各キャラとの親密度をどう振っていくかなどの管理ゲーな側面があるという話も聞いていたので、勧めてくれた友人の「リアル業務でのタスク管理スキルや好感度調整スキル」がやたらと高くて優秀なのは、長年コルダシリーズに親しむ事で培われたものなのだなぁと思った。
運営のキャラやファンへ対する愛がスゴイ
ゲーム内のお知らせに雑誌で一部キャラのIF話を連載するという告知があったのだが、たまたま出たSSRカードの桐ヶ谷HBDのカードシナリオ(もし対象キャラと恋人になったらのIF話)を読んで、「ああ〜!もしかしてこれが実装できなかったキャラが雑誌でIF話を連載ってコト!?」となり、金銭などコストの関係で限界はあるけど可能な限りキャラを平等に扱うマインドがすげぇな……これは皆ついて行くわ……と震えた。
アイマスのファンの呟きとかが流れてきた時も思ったけど、こういう界隈の「全ての子が誰かにとっての特別」の方針……スタンディングオベーションでお金投げたくなる……こういう運営がもっと長く生きられる世界になればいいのになぁ~~~。
なんとなくこの界隈の真の魅力を体感しつつ、最後の追い込みカードガシャでは100カノの愛城恋太郎になった心持ちでスタオケメンバー達の恋愛模様を見守っていた。皆良い子達ばかりだから皆の恋愛が成就してほしい。この子達なら嫉妬でケンカの末泥沼展開みたいな事もしないだろうし、朝比奈ちゃんは自分の利己的な欲で特定の誰かを贔屓するような子じゃない。流石に恋仲になった子の事はちょっとくらい特別扱いするかもしれないが、シナリオを読んでいるとみんなそれを織り込み済みでわちゃわちゃしている節もある。
最終的な僕の最推しは笹塚と銀河先生だったけれど、界隈特有のプラトニックラブをガンガンに感じながら見守っていたら、朝比奈ちゃんドキドキ親密度レースは最終的に成宮くんが最後の新規カード到来の追い込みアタックで勝利した。賢く頑張り屋で下心がある人間はつよいなぁ!?おめでとう、成宮くん。僕ん家の朝比奈ちゃんは君の女だ。
優勝記念に「デート気分で」というカードのシナリオを開け、「シナリオ上ではまだ付き合ってないのにこんなにイチャつくの訳分からん!」と他のオケメンバーである竜崎 疾風みたいになりつつも、各種シナリオを読み進め皆の魅力を把握した後である今、もう成宮くんの本質である「搾取を好まないひたむきな性格」と「高校生とは思えないほどの精神的な大人さ」を知っているので、登場時のような「下心丸出しでジリジリとにじり寄られる時特有の恐怖感」はスッカリなくなっていた。ありがとう成宮くん。おかげで過去の経験によって刻み込まれてしまった認知の歪みが和らいだ。
ただお前ェ!!カラシの話は!!やめろ!!!このタイミングで!!!今!!イベスト読んだばっかだから!!!!べそ泣くから!!!!!
(訳:最高だよお前……ありがとう……)
シナリオ読了感想
最後に、もうスタオケのアプリはダウンロードできないので、僕が実際に追って行った際の感想ハイライトを載せようと思う。
メインシナリオだけならばコミックスで追えるみたいだけど、オーケストラがテーマな事もありサウンド込みで素晴らしい演出だったので、できればいつかSwitch移植とかされないかなぁ……と思ったり。スタオケのIP展開自体は今後も続けるようだから、ふんわり期待しつつとりあえず公式サイトは貼っておいちゃう。
僕自身はイベントシナリオも怒涛のストーリーキー購入でなんとか開けられる話は全解放したので、うかつに内容を全網羅したりして権利侵害しないように気をつけつつ、そのうち読めた分から追々シナリオの推しポイントは書いていきたいなぁ……
メインシナリオ:1章
僕は生来から「物事と名称を紐づける能力が皆無」なオツムの持ち主なので、キャラクターの名前を覚えるのが苦手すぎて当時1番刺さっていた銀河先生の事を「お花畑先生」と呼んだり朔夜くんの事を「ママ」とあだ名で呼んで話を読んでいたが、冒頭からドタバタ青春ストーリー感がすごくてあっという間に話に引き込まれてしまった。
ヒロインの目の前に立ち塞がる鬱屈とした現実に、突如ビッグな夢と希望を携え殴り込みをかけてくる歳の離れた幼馴染。なんとてぇてぇ。
結構無謀な状況なので現実だったら震えあがるような展開なのだが、スパダリ属性の後輩 成宮くんの立ち回りの上手さで敵対していたキャラを仲間に引き入れ、ギリギリながらもしっかり山場を切り抜ける、スリリングかつ大団円な結末。
あまりタイミングは覚えていないのだけれど、たしか2章を読み終わる頃にはそれぞれのキャラの名前を覚えることができていたと思う。物覚えの悪い僕からしてみたら中々に快挙だと思う。
メインシナリオ:2章
ヤンキーコンビ桐ケ谷&刑部のアツい友情の話であった。方や番長、方や生徒会長、表向きではバチバチに犬猿の仲を演じつつ、その実は小学生の頃からの大親友である。
シナリオ内のトラブル解決の爽快感はヒロインの朝比奈ちゃんが引っ掻き回したことによって生まれるものだが、ヒロインの存在に寄らずともお互い素知らぬ顔をしながら絶妙なコンビネーションで一大計画を仕掛けていたりするあの相棒感はクセになる。
フルフェイスのヘルメット姿で余裕たっぷりに親友の窮地を救う六号線の羅刹からのネタばらし展開は最高にゾクゾクしたし、家庭の事情で巻き込まれ事故を受け続けてきた刑部を見捨てない友情アッツイ。音楽を楽しむ心があれば誰でも客だし、ステージ上では誰もが平等。最終的に敵のヤンキー&ルールに囚われ本質を見失った大人たちも感服させるし、最高にロックじゃん。搾取はしないタイプのヤベ~~キャラはヘキェだよ。
あとホント挙動がヤンチャ小学生。ヒロイン含めた3人のやりとりが小気味良い。
メインシナリオ: 3章
月城氏の挙動と花響学園のBGMに「高校生っぽさどこいった???」となりKING OF PRISMみを感じてジワジワとした面白さを噛み締めていた(それはそれとして溢れ出る絶対王者感は素直にカッコよく感じていた)のと、香坂さんがこの時点での推しドラフト一位になった。香坂さんの繊細さと、挙動の一挙手一投足にトキメキがすごい。
初登場時からファムファタール感満載のセリフ回し、優美な見た目、ドキドキせざるを得ない声色。大人の余裕たっぷりなお姉さんかと思えば、ふとした瞬間に弱さと繊細さをチラつかせてくる。育成画面のキャラ配置にて配置したミニキャラがランダムでセリフを喋ってくれるのだが、そこですら香坂さんは沼である。「そんなに見つめてはダメよ?恋に落ちたら大変だもの」てなに……えっちだよ……いけませんよ先輩……
メインシナリオ: 4章
新進気鋭のアイドルユニット「ポラリス」の進化の始まりを描いた物語。
顔の可愛らしさを活かしてカワイイ路線で売って人気を集めていて、本人たちもそれが「正しいポラリスの在り方」と思っているが、ユニットメンバーの一人である弓原くんは計算によって作られた「カワイイ」だけではなく、実力に裏打ちされたカッコイイ演奏で周囲や観客の心を掴む事にも密かに憧れている。しかし「お客や雇用主から求められているのはカワイイなのだから、ポラリスの演奏は可愛くなくてはならない」「駆け出しなのだからどんな理不尽な扱いを受けようと従わなければ」というジレンマに苦しんでいた。
イベントシナリオなどを読んでいくと尚の事分かるのだが、弓原くんは顔こそ可愛いが、中身はアツい漢なのだ。しかも信じられないほどの努力家。そんな彼の本当の願いを汲み取った相方の流星くんが、周りに有無を言わせずポラリスの新しい在り方を示すという爆エモ展開だった。流星くんは生活歴がえげつないらしく、自分の意志を持たずオーダーに完璧に答えるロボットのような生き方をしていたのだが、心を通わせた相棒である弓原くんと離れ離れになりそうな危機に瀕して覚醒する感じが最高~~~~~。細かいやりとりもぜひ万人に見てもらいたいくらいには心の機微が繊細に描かれていた……ロボに魂が実装される系のお話が好きな人とかには特に刺さると思う。
メインシナリオ: 5章
想い出の場所との離別。黄昏の中の光を描いた物語である。リゾートホテルの開発により取り壊される遊園地を取り巻く、2人の少年と1人の老人の葛藤と闘争があり、最終的に遊園地自体は無くなるものの救いは残されている話でとても切なく暖かいシナリオだった。2章の攻撃性との温度差エグくない??章ごとに徹底的に話のテイストを振り切らせていて、制作陣のストーリーテラーっぷりが垣間見える。好き。
あとメインアクターの拓人くんが爽やかすぎて好きすぎる。なんだこの純真無垢な陽キャは。お話のキーアイテムのメロンパンが食べたくなった。
拓斗くんは過去の事故で負ったケガにより足がやや不自由で、その負傷の遠因を作ってしまったもう一人のメインアクター三上くんはずっと自責を続けていたが、そんな彼の心をお互いさまと言わんばかりに颯爽と救っていく拓斗くんはどこまでもまっすぐに輝いていた。あれを見せられてしまっては推さざるを得ない……。
ちなみに、遊園地を守る老人の「団長」がかなり面白いクセの強さで、ボイス付きでセリフを聴くと虜になる。
メインシナリオ: 6章
こちらは5章に打って変わって取り残された子を保護するお話である。暖かい人たちに囲まれて幸せに過ごしてはいるが、友達が皆本島に行ってしまい独りぼっちの寂しさを抱えている離島最後の高校生……と心を通わせた末にスタオケに引き抜くという展開。
離島のお年寄り達は切ないかもしれないが、メインアクターである南くんの最愛のおばあは寧ろ背中を押してくれるし、結構頻繁に連絡取ったりはしてるみたいでユーザー目線ではそこまで寂しさを感じなくてハッピー。
沖縄での話なのでキジムナーなどのご当地ネタと絡めた、ちょっとしたホラー展開も楽しめる。一部のメンバーのビビりっぷりが楽しい。
メインアクターの南くんはのんびりポジティブな癒し系少年で、シナリオ中で練習に追われピリピリしたオケメンバーの空気をナチュラルにほぐしていた。必死さが1ミリもない その のほほんとした振る舞いは、余計な肩の力を抜いて物事を楽しむ心の余裕を取り戻してくれる。
クライマックス周辺の、お互いにお別れの時が近づいている事に対する寂しさを伝えるシーンからの、一旦お別れと見せかけて迎えに行く展開は朝比奈ちゃんイケメンとしか言いようがない。
そのあとすぐに国際コンクール選考会の予選をブッこんでくるのも物語の折り返し感があって良い。主人公たちの成長を感じさせつつ、ライバル側にこの先の展開で重要になってくる要素をチラつかせてきて物語の骨太さを強化してくる。
メインシナリオ: 7章
メインアクターの1人、浮葉さまに「お好きな名でお呼びくださって結構ですよ」と言われて「じゃ〜ぁ紅葉の溢れる景色の中で出会ったから紅葉の君って呼んじゃお〜〜」と思っていたら、逆に「紅葉の君」と呼ばれて笑ってしまった。ご同輩か。気が合うな浮葉さま。
お話の方も、親に起こった悲劇により凋落していく家を自分の力だけでは守りきれない事に自暴自棄になっていた浮葉さまの、ヒロインたちに感化されて再起の決意を固めるシーンで、ちょっと僕のリアル事情の「このまま滅ぶのみと思っていたのに」の気持ちと同期してしまって情緒がぐちゃぐちゃになったし、主従愛はゴリゴリに好物だし、銀河先生の過去が気になりすぎるし、成宮くんの好感度がここに来て爆上がりしたしリーガルレコードまじブッ倒す!!の気持ちになった。人を使い潰す事の是非と、エンターテイメントの摂理。その矛盾を解消する解を求める、中々に哲学的な展開だった。
あとキャラ個別ストーリーの展開やSSRカードの入手セリフのせいかもしれないが、書生の源一郎にとても親近感を感じた。源一郎、好きな子に対してやってる挙動が同じすぎて、僕は君と同じ穴のムジナかもしれない。
メインシナリオ: 8章
笹塚が面白すぎる。これに尽きる。ライバルとの実力差に焦りを感じ目を曇らせてしまったヒロインをこれでもかというくらいボコボコに正論パンチするが、常識に囚われない自由な発想でヒロインの視野を広げ、本来彼女が持っていたキラキラした情熱と才能を取り戻させる。笹塚の相棒である仁科も笹塚の自由すぎる振る舞いに本心を掴みかねて鬱屈としていたが、最終的には彼の言葉の足りなさの奥にある本質を理解し、世話女房感が一層堅牢なものになっていた。
笹塚は仁科がいねーとダメだ。他は完璧超人なのにコミュニケーションだけが不全すぎてたぶん仁科なしでは平穏に生きていけない。だがそこが良い。
メインシナリオ: 9章
クライマックスである。ライバルの月城氏率いるオーケストラとの、世界進出を賭けた国際コンクール選考会本選でのガチバトル。そのまま つつがなく事が進めば僅差で負け確定だったが、天運が味方をして首の皮一枚でスタオケ側が勝利をもぎ取る。ここまでの歩みを振り返れる演出でチームの尊さが最大限に描かれていたし、この接戦感、アツいBGMと会話テキストベースゆえに想像の余地がある「ゲームアプリでしか味わえない」没入感、臨場感。堪らねぇ〜〜〜〜〜。
選曲も起承転結がしっかり考えられていて、幼少期の朝比奈ちゃんと朔夜くんの忘れられた思い出がとても綺麗に最後の一手を決めていて、ここまでずっと過去の傷に苦しんでいた朔夜くんがついに素直に歩き出すその構成の美しさはまさに音楽そのもの、一つの雄大な楽曲のフィナーレだった。
というか、朔夜くんはママではなくヒロインだった。ここまでのどの章でも感じていたけれど、スタオケのメンバーたちにとって、朝比奈ちゃんはヒロインではなくヒーローだ。かっこよすぎる。すき。あれは皆が惚れてしまうはずだよ。
ちなみに朝比奈ちゃんの夢は世界一のオーケストラなので物語はまだまだ続く。SVシリーズという、本編9章後の国際コンクールへの挑戦を描く続編がアプリ内で展開されている模様。
まだ僕はSVシリーズ開始までの間に実装されたイベントシナリオを実装順に消化している最中なのでSVシリーズ自体は読めていないが、一部キャラのキャラ配置セリフや各章のタイトルだけで既にめちゃめちゃドラマを察している。楽しみ〜〜〜〜〜!
ここまで読んでくれて、アリガトな!
食べ物と同じように、摂取したコンテンツが同一でも、その人が受け取る感情は千差万別。
「あ〜、なんか共感できるな〜」「暇つぶしには丁度良かった」「面白かった!」「心に刺さった……」など思っていただけてたら幸いです。
色んな人に存在を知ってもらうという事が大切なので、もしよかったら「#じぇらーたるーぽ」「#gelatalupo」タグを付けて各種SNSなんかに共有したりして感想言ったり拡散してもらえると……嬉しいしありがたいなぁ……(((◜ω◝)))
「おもしれーゼラチン……飼ってやっても良いぜ……」という方はプロフィールから辿ってマンガを読んでいただくなりFANBOXかなにかでちょこっとご支援してもらえたら生きていられてかなりたすかる。うれしい。心からの感謝と「あなたも幸せにな〜れ!」の気持ちを飛ばしながらミリしらランバダを踊ります。