サポートの人がSNSでお礼を投稿したら、「お前らのせいで〇〇！」「辞めちまえ！」みたいな繊細チンピラが沸いたらしいニュースを見た。

嫌いな表現を執拗になじっているわけでもなく、単に自分の苦手を発表ドラゴンしている人に「言葉が強い」というリプをしている人も見た。

これ、最近多いやつというか、そろそろ個人レベルで気をつけていかなきゃいけないやつなのだと思う。

穿った見方をすると、ネットは簡単な操作で大量の投稿ができる&匿名活動ができるという特性上、どうしても「1人で複数アカウント使ってサクラしちゃう人種」みたいなのも現れちゃうというか、「沢山いると思われていたアンチは、実態を調査したら実は1人だけだった」みたいな事も往々にしてある。

そういう事やっちゃう人って、それが現代では迷惑行為（規模と実害のえげつなさのレベルによっては犯罪）になり得る危険行為と思っていないので、よく調べないで一方的な主張に偏ってる意見へ賛同すると、巻き込まれ事故しかねないし、自分の発言が公の場でのものなのか、内輪でのものなのか、みたいな「境界の意識」はできるようになっておかないと危ないよなって思う。

発信側も受信側も、誰でも見れる場所への発信は、「路上ライブみたいなもの」だと思っておくと良いのかもなぁ……と感じた。

（無許可上演は界隈が荒れるから流石にアカンと思うけど）場所の許可取ってやってる演者さんを気に入らないからって理由で殴るのは不当だし、そもそも気に入らないってだけで寄ってたかって言葉の集団暴行するのもどうかと思うし……。

気に入らないのなら、期間限定でミュートなりなんなりして心を落ち着けるとか、成長の機会と捉えて生きやすい認知を手に入れるためにカウンセリングを受けるとか、むしろ自分も表現を磨いて路上ライブする側になれば良いじゃんとも思うし……実害が出る危機感で動いているのなら、それこそ本人の事を心配していない限り、本人ではなく周囲にいる「受け取る側」の意識に、楽しい形で「ケガしない受け取り方」を注意喚起するのが健全だと思うし。本人の事を心配しているなら、攻撃的な言い回しではなく「あなたが心配」の文脈で一回注意喚起して、それを無視されたら自分に直接被害が及ぶ関係でもない限りは「南無……」と手を合わせればよいと思う。再三心配しても向き合ってくれないなら悲しいけれど、あなたの事を大切にしてくれる気がない（もしくはあなたとはコミュニケーションが取れない）人なので、自分を大切にすることを優先してサヨナラすればいいと思う。

傷つけちゃうとか共感されないのではとか色々心配しちゃう人もいるかもしれないが、自分の心を言葉にするのに、富とか名声とか共感とか、関係ないと思う。そういうものが得られなくたって、「人を尊重しながら自分の心を消させない」という選択をした事に価値があると思う。

相手が特定されないように、時期をずらしたりぼかして概要を述べた後に、一意見として事象に対して自分のお気持ちを吐露するだけなら好きにして良いと思う。バズりは議論の機会だと思って、自己分析をしながら不用意に誰かを踏まないように意見を言う方が暴走しない気がする。

現実世界に置き換えて想像すると分かりやすいかもしれない。自分がいきなり知らん人から言いがかりつけられたら怖くない？？？壁打ちなら壁に話しかける芸みたいな表現の仕方にすればいいし、知らん人に話しかけているつもりがないなら、空リプにするとか色々やりようはある訳だし。人に話しかけるなら、見られている事を意識して「相手の感情のピリオド」に気を遣った言い回しにするとか。パフェとかライブのセットリストみたいに、〆の満足感を意識すると良いんだと思う。

自分の感情がコントロールできなくなる瞬間はあるし、そこに完璧さを求めるのは人間性の喪失だと思う。けど、問題が起きている構造の原因解明と対策の話ではなく、特定のグループや個人を潰すために攻撃して気持ちよくなるだとか、自分が指摘対象に当てはまっているからと恥ずかしくなってケンカ腰の文句を言いにいくって、本人は悪路的な意識を持っていなかったとしても、外側からは「自分の溜飲を下げるために周りに自分の機嫌を取らせようとしている」ように見られてしまうし、言いっぱなしにしてひたすら暴れたり凹むだけの姿を見せ続けるのも、そんな気がなくても周りに「自分のネガティブな気持ちの荷下ろしを強要する構図」になってしまうので、周りを見て相手が潰れないように配慮しながらやった方が良いと思う。相手も人なのだという意識は忘れずにいた方が、余計なトラブルが起きない気がしている。「察してお世話しろ」の構図はグループ内にカウンセリングスキルを持っている人が複数いないと、特定の優しい人が犠牲になるので、トゲ抜きは過度な依存にならない程度に「やり合うもの」であってほしい。人によって「処理できるトゲに個人差がある」ので、そこがむずかしいのだけれど、自分で抜けるトゲは自分で抜くに越したことはない。抜けない時には一回音楽聴くとかも試してみると良いと思う。先日もブログに書き散らしたけれど、音楽は物言わぬカウンセラーだから。

問題が自分の内側ではなく外側にある場合、単なる「場を良くするための案出し」なら、冷静に事実と問題点を挙げて「こうすれば改善できるかも」って提唱するだけで良いので、わざわざ特定の個人をなじる必要もないと最近は思っている。言いっぱなしで場を良くしていかない愚痴は公園でやると絡まれて危険なので、ちゃんと「どういう目的か分かるように」スペースを確保して、心理的安全性を確保できる仲間内でやるものだとも思っている。個人的には、相手を疲れさせるといずれ信頼を失うので、愚痴にも吐き方があると思っているけれど。

だって、自分が話しかけられる側だったら、楽しい終わり方にしてもらった方が嬉しいじゃん？鍵アカじゃないタイプのSNSって、デザフェスとかコミケとかフリーマーケットみたいなお祭りの場だと思うから、自分に似た性質の人が寄ってくるのはそれはそうと思ってしまうし。目がガンギマリだったりオドオド暗い表情してるのが「演出ではなく素」だと思われたら、そういう人をガチで虐めて楽しむ人とか、自分を投影して支配してくる人しか寄り付かなくなっていくというのもある。サークルクラッシャーの構図とかマウント取って気持ちよくなるの構図、繊細な人が犠牲になりがちだから個人的には好きじゃないけど、そういうのを好む人もいるにはいる訳だし。あと、意外とプロレスって分からず本気で受け取る人もいっぱいいるから、プロレスはプロレスってあからさまに分かる雰囲気は作っておいた方が良いなって思う。内輪向けの発信だとしても、ちゃんと無害感も出して行って、界隈の外の人に「プロレスなので大丈夫だよ、心配ありがとうね」って感じで伝わるようにすると良いと思う。

因みに、愚痴は前向きな自虐ネタとして昇華すると、皆大好きエンタメさんになります( ˘ω˘ )笑

如何に相手を楽しくさせるかを考えながら愚痴ると、しあわせバターなお菓子が作れちゃうかもしれない。たまたまインフルエンサーにウケれば爆売れる。お金持ちになれます(?)

しあわせバターを作る気がそもそも起きないけどクダはついつい撒いてしまう……という人は、おそらく相当疲れているか、自他境界が曖昧になってしまっているのではないかと思う。もっと自分を労ってあげて〜〜！おいしく栄養バランス整えて寝よ！？バカンスしよ！？疲れた時には休んでいいんだよ！？好きな事してパワーを溜めてカウンセリング受けて楽になろ！？カウンセリング受けるの怖いな〜って人は、最近はネットでもセルフカウンセリングのやり方発信してくれてる人たくさんいるから！怒り出し作業の際に、他者への攻撃を勧めない人がオススメ！気持ちの清算のためには必要なので全然怒って良いんだけど、その怒りは放火ではなくキャンプ場でマナーを守るタイプのBBQに使おう。おいしくて幸せだぞ、BBQは。

疲れているとついつい「やらねば構文」になりがちだが、「〇〇のために△△をなくさなきゃ」という主張は当事者としての文脈でしかできなくて、もっというと「なくさなきゃ」は自浄の文脈以外で使うと「侵略」になりかねない。侵略して良いのはイカちゃんのナワバリバトルとかの時であって、バトルの同意が取れてない状態でインクを塗るのはレギュレーション違反になってしまうと思う。イカちゃんだってレギュレーションは守っているので、レギュレーションを守れないという事はつまり……おっと、バイトの時間だ、もう行かないと。