このサイトでは、「矛盾を考え疑問を解消し、ストレスフリーに生きる」事を目的に、
矛盾に関してはなるべく中立な立場での執筆を心がけていますが、
……かんたんに言うと、僕が見聞きして感じた「なぜ?どうして?
( ˘ω˘ ){僕の考えだけに依存しないでね!
ぼくの ことば が わかりづらいな と おもったら、した の もじ を すこしかえて、chatGPTに きいてみると わかりやすく して
「”ここに わかりづらかった もじ を いれる“
目次だよ!
僕の近隣に流れてくるのは主に「生成AI絵師によるなりすまし被害・既存アーティストへの搾取問題」なのだが、いつまで経っても自体が収束しなさ過ぎてとても不思議に感じていた。
悪徳商法や詐欺行為はやった側が重めのカルマを負うので正直おススメしないし、負ったカルマを清算しないで過ちを繰り返せばいずれは淘汰されるのみなので、現状を理解した上での話し合いならばこんなに争いが長引くのは少しおかしい気がする。ルールを破っている自覚がないか、もしくは意図せずとはいえルール違反をした自分を認めたくないという何かしらの心理的不安があるのではないだろうか。
現行の殆どの画像生成AIのデータセットの元になっている画像が、原本の発信元の規約にひっかかるような抜き取り方(実質万引き行為のような成り立ち)であることを考えると、「その活動の仕方は未来がない行為だよ。早いところ立ち回りを変えないと、いずれあなたが危険な目に合うよ。心配だよ」と伝えるにしても、偏った意見で物を言うのは僕のポリシーに反するし、まずは色々な事を知っておいた方が良いと思った。
そんな折、丁度チャンスがあったので、とりあえず身元が安全そうな無料セミナーに参加してみた。中々に得られるものが多かったので、規約に引っかからなそうな範囲で、得た知見をここに記録しておこうと思う。
セミナーで得られたもの
正直いうとめちゃめちゃ面白かった。無料のWEBセミナーのようなものは初めて参加したのだけれど、機会があればなにか他のセミナーに参加してみるのもいいかもしれない。
登壇者の動きや話法の観察
登壇者の動きを見ているだけでも色んな学びがあった。
初手その場で取ったアンケートの回答率に言及することにより、オーディエンスに「アクションを求められたら参加をせねば」といった心理的刺激を与える。
自社のバックについている有名人の話を出して確固たる信頼性をアピール。
動きと声色をコミカルめにして親しみやすさを演出(登壇者の生活歴から思考傾向を推察するに、これは演技ではなく素かもしれないが)。
自社運営のAIプロンプトエンジニア養成学校への誘導(その学校はコメント欄での公開ディスカッションを活用していたりで、疑似的な教育系ユーチューバーや自助会っぽいコミュニティシステムに見えた)。
一般的な大学などの学校費用を先に出すことで自社運営の学校の費用の破格さを演出し、セミナー終了から1時間以内という制限をつけて半額タイムセールをする事で購買行動を促す、某テレビの通販番組のような宣伝方式(さらにロスタイムの通知も採用)。
ざっと観察しただけでもこれだけの営業スキルが詰め込まれていた。
これだけのことをリアルタイムでするには相当頭の回転が速くないといけないと思うから、経験の積み重ねもあるかもしれないが、かなり要領の良い方なのだなと思った。
2024/06/24追記:後から分かったのだけれど、どうやら録画を再生していたようで、リアルタイムではなかったようだ……ショック……。文脈から察するにアハ体験的な事がしたかったんだろうなと思っているのだが、セミナー受講者はリアルタイム映像だと思っているのだから、過去のアンケート結果に対する反応であることを事前に伝えないのは詐称になっちゃうのでは……ビジネスセミナーの構文でやるのは危険な気がする……。
AIツールが扱えることのアドバンテージの理解のしやすさ
実演を交えての解説と、時間短縮の重要性、今後世界に必要とされるであろう職の配分の話など、どれも説得力のある解説だった。
著作権が切れていない作風を真似るから各種界隈でトラブルになっている気がしているので、著作権の切れているパブリックドメインの作品(例えば中世の画家とか)に近い作風を採用するなど、訴訟沙汰にならない活用法を取るのであれば、各種芸術系の生成AIもかなり有用な気はしなくもない気がしてきた。
2024/06/24追記:追って界隈を見ていると、界隈で反生成AI派への非人道的な行為や暴力的な圧力が相次いでいる様で、海外のAI規制の動きも加味すると、おそらく現行のデータセットを使用した制作物を公的に使用するのは違法行為になりそうです。法整備後の追認や蔑ろにした対象からの報復を考えますと、法と使用環境がキッチリ整うまでは使用を控えた方が良いと思います。やむを得ない事情がありどうしても使用したいのであれば、生成AIを使用していることを明言した上で、あくまでクローズドな環境の一対一のプレゼンをする際の「完成系のニュアンスを伝えるための補足資料(と、その元となっているイラストレーターさん達に依頼をかけたり利益を還元するための資金を得るための交渉材料)」としてなら……ワンチャン許されるかもしれない……ほぼ万引き商品を使って料理を作ってる状態なので、僕はやめといた方が良いんじゃないかな~とは思うけど、ケガだけはしないでね使う人たち……。
感じた懸念点
倫理教育もセットでやってる?
セミナー内では生成AIの事を「頭脳は天才、心は小学生」のような説明をしていた。
使う人間がAIへする説明のわかりやすさが大切であり、そこを考えるのを「可能な限り省略した」のがプロンプト集なのだという。車で例えるなら、生成AIはマニュアル車だけど、プロンプト集の定理や公式を利用する事によりオートマ車になるという事だと思う。マニュアル車である生成AIはクラッチやギアチェンジなどの高度な運転技術が必要だが、プロンプト集を使えばオートマ車になるので、エンジンかけてペダルを踏めば簡単に走り始める、みたいな。
それは確かに便利だぁ~と思い、素直に感動したが、心に引っかかる点もあった。「心が未熟な者」に「心」を入力するには、そもそも入力する人間側に「成熟した大人の心」がなければ、軽率な利用の仕方で致命的な事故を起こしてしまうと思うのだが、そのリスクについては特に触れられていない印象を受けた。
技術はもう既に誰でも見られる領域に相当量のノウハウが放流されているので、昨今のなりすましビジネスや搾取をしている人種は、「自動車学校の学科試験に合格できなかった人がそのまんま公道を走っている」ようなものなのだなという事を理解した。
それはどう注意をしても話を聞いてもらえないはずだと思った。学科試験が苦手な人種なのだものな。分かりやすい言葉と柔和な態度でないと、大抵の人は忠告に対して聞く耳を持たないものだし、特に学科試験が苦手な人種には、相手の生命活動を脅かさない優しく丁寧な説明をしないと響かないと思う。
あと生成AIツールは言語力が必要とされるツールだが、ツールの使用者が「国語や道徳が得意族」以外のコミュニケーション話者で、そもそも言語というコミュニケーション方法に対して、発達特性的ハンデがある場合もある。反生成AI派の活動家は、逆にテキスト系生成AIツールを使いこなすことによって相手に響くコミュニケーションを試みてみるのもアリなのかもしれない。
技術試験に相当する検定は世に存在しているようなのだけれど、学科試験に相当するものは紹介にはなさそうだったし、現存の検定内容に倫理科目が組み込まれている事を願うばかりである。もし倫理科目が組み込まれた検定があれば、資格を有しているAIオペレーターであるか否かが、そのクリエイターの倫理的信頼性を見極める上での一種の判断基準になると思う。
無料セミナーだけ受けて自力で勉強する人種の暴走の危険性
「学科試験が苦手なタイプ」がお金をケチると、まあ知らず知らずの内に暴走してしまう事が多い。
暴走しない人も勿論たくさんいるのだけれど、お金のない人たちの中には結構な割合で、今までの不運により学習環境が整備されていなかった(つまり安全なお勉強のやり方が見についていない人種)が混ざっているので、指導者がいない状態で教科書だけ見てお勉強をすると、認知が歪んだ状態の「やたらとスキルだけ高い生物」が爆誕する。「見た目は大人、スキルも大人、しかして頭脳はお子様ランチ」になりかねないのである。そういう子の場合は保護者がちゃんとケガしないように見ていてあげられればいいのだが、大人には大抵保護者がいないので、そうなってくると最終的には事故ってから気づきを得るか、自分と向き合わずに暴走を続けた結果そのままお亡くなりになってしまう可能性が高い。悲しい。
無料セミナーだけで終わりにして自力で勉強しようと思っている人たちには、悲しい事故に遭わないためにも、ぜひ倫理や道徳のお勉強などもしていただきたい。最低限、「ジョハリの窓」をどこかのワークショップなどで体験して、「自分から見えている世界と他者から見えている世界には差異がある」という事を理解できると事故のリスクが下がると思う。
海外のAI規制に伴う間接的イメージダウンの危険性
なぜ暴走する人種がいるのかは分かった。これに関してはもう、教育ビジネスをする人たちが倫理教育の重要性に気づいて軌道修正を図るか、過渡期が終わらない限りは現れ続けると思う。
過渡期が終わってもなりすましや搾取が続く様であれば、いずれば利用が免許制になる気がするので、そこまではお金に余裕がある者たちが積極的に裁判を起こして判例を溜めていくしかない気がした。それと、国が生成AIを推進するのならば、せめて過渡期中だけでも、お金がないのに被害に遭ってしまった人たちへの、何かしらの国家的救済措置も必要だと思う。しっかり搾取の事実の証拠が用意されている場合は印紙代の免除をするなど、裁判に必要なお金の補助をするのが一番現実的な手な気はする。
5/16追記
お金の補助ではないけれど、一応文化庁は生成 AIを使った被害の実例を集めているらしい。無料相談の窓口は以下との事なので、もし被害に遭われた方は、泣き寝入りせず一度相談してみるといいかも。事実報告は後続する不正を正す力になっていくはず。
文化芸術活動に関する法律相談窓口
(文化庁ホームページより/2024年5月16日取得)
何事もそうだと思うのだけれど、怒っている側が怒られている側への伝え方や態度を丁寧にしなければ暴走している人たちが止まらないのは理解したが、少しだけ心配になったのは、無料セミナー内では焦りや不安を煽って顧客を獲得するスタイルで営業をされていたことだ。
無料という特性上、言葉を曲解してしまう人種も集まりやすいと思うので、なにか致命的な事件が発生した際に、暴走する要因の一つになったという事で間接的に主催側のイメージダウンに繋がるのではないかと思ってしまった。
主催のバックには福祉活動に従事している有名人がついているので、その人にも間接的に負担をかけてしまうのではないだろうかと思うと、その人はとても真摯に活動されている印象を持っていたので、巻き込まれ事故にならないか、とても不安になる。
僕が現状なりすましや搾取の被害に遭っていない手前、他人事と言えば他人事なので僕が心配する権利はないかもしれないけれど、海外の多くの国が規制側へ傾いているらしい事を踏まえると、教育側はそろそろニュアンスを柔らかくした方が健全なのではないかと思った。
その旨を主催側に伝えたところ、とりあえず潜在的リスクについては認識してもらえたようなので、あとはうまいこと事故らない営業の仕方をしていただけたら、多少は悲しい衝突が減るかなと思っている。両者の見解などを聞いていると、お互いを潰し合うのではなく、認識のすり合わせと使用者への倫理教育をすれば後続の被害は早期に防止できる問題かなと感じたので、少しでも多くの当事者たちがその事実に気づいて、界隈の紛争がはやく終わるといいなぁ。ギスギスしている人たちだって、本当は楽しく活動したいはずだもの。
結局は何をするにもリスペクトが大事かも
Appleもつい最近、新しいiPad Proの紹介ムービーで行き違いの印象を与えてしまって速攻謝罪をしていたけれど、行動原理がビジネスであれ承認欲求であれ、何かの終わりを告げる際には、自分の仲間か否かに関わらず、失われてゆく(もしくは概念が変化する)職業へ対して人々が持つ憧れの気持ち・現在そこにいる人たちへの「思考のずらし方の提供」や何某かの救済措置・先人たちや物への愛情と敬意を考えていく事は、大切にしなければいけないのではないかな、と思った。
当然気づける範囲でにはなってしまうと思うのだけれど、伝える規模が大きければ大きいほど、適切なタイミングで落とし穴に気づけなければ、スピードを出している時の巻き込まれ事故による死亡リスクが上がるのだろうから、大きい勢力はたいへんだ、と思った。真摯な人たちの事はすべからく応援したいので、みんな事故らず幸せに活動していてほしい。
ついでといっては何なのだが、丁度この話題にピッタリな推し曲があるので貼っておいちゃう。とても良い曲なのでよかったら聴いてくれ~~~
ここまで読んでくれて、アリガトな!
食べ物と同じように、摂取したコンテンツが同一でも、その人が受け取る感情は千差万別。
「あ〜、なんか共感できるな〜」「暇つぶしには丁度良かった」「面白かった!」「心に刺さった……」など思っていただけてたら幸いです。
色んな人に存在を知ってもらうという事が大切なので、もしよかったら「#じぇらーたるーぽ」「#gelatalupo」タグを付けて各種SNSなんかに共有したりして感想言ったり拡散してもらえると……嬉しいしありがたいなぁ……(((◜ω◝)))
「おもしれーゼラチン……飼ってやっても良いぜ……」という方はプロフィールから辿ってマンガを読んでいただくなりFANBOXかなにかでちょこっとご支援してもらえたら生きていられてかなりたすかる。うれしい。心からの感謝と「あなたも幸せにな〜れ!」の気持ちを飛ばしながらミリしらランバダを踊ります。