施設のプログラムを受けていた時、配られたスライド資料の中に、ちょっとニコニコ動画のキャラっぽい顔パーツのイラストが入っていた。

全く意図したものではないというのは分かっているけれど、僕は思考多動の民……一度キッカケが生まれてしまうと、頭の中の「とにかく明るい全身タイツ(満遍の笑顔のおじさん)」が次々と要らんボケを始めてしまう。今回はニコニコ動画のコメント職人になって、全力でスライドに横流れの「茶化しコメント」や「励ましコメント」を投稿してくる。仕舞いには、スライドの内容に合わせてキャラクターの額に「肉」の字を置いたり、縦書きで「私が来た！」と固定コメントを載せ始める。キン肉マンとオールマイトやめてもろてwwwwww

ひたすら明るくて前向きなので落ち込んでいる時には助かるが、こういう真面目に講義をされている時などにはちょっと黙っていてもらいたい。とはいえ おじさんは沈黙耐性100%のスキル持ち……興の乗り始めてしまったおじさんに沈黙を付加する事は実質不可能なので、僕にはどうする事もできない……麻痺とかスタンとか、他にも手段は色々あるけど、おじさんは僕のインサイド・ヘッドにお住みになられているので、それらのデバフはかけると僕にも自傷ダメージ入るしなぁ……。

困った末に、幸い堅苦しい講義ではなく障害に理解のある場でのワークショップみたいなノリの講義だったので、貰った資料に おじさん が流してくるコメントをいくつか書き込んでみた。めちゃめちゃオモロい。まだ笑うな……の夜神月顔になっちゃう。剥き出しの悪じゃん！でも、一部書き出すだけで大分お話が頭に入ってくるようになった。オヂ、僕の勝ちだ（負けフラグ）。

真面目に振り返ってみると、書き出す事で頭の中から情報を追い出す、というのは、メンタルコントロールの手法でもよく扱われるハックなので、子供が教科書に落書きするやつ、一部は授業が退屈なのではなく、思考が多動傾向な子が授業をちゃんと聞くために、無意識にワザと書き出していた説もある。楽しすぎて落書きに夢中になって授業が聞けないとかになってしまうと本末転倒だが、場合によっては落書きした方が楽しい授業という記憶ができて、授業の内容が頭に定着するのかもしれない。先生は積極的に、授業の内容に紐づいた落書きを推奨すると、子供に飽きられないような授業ができるかもしれない。